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──こころが描くアート。

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アール・ブリュットとは

 

 

「加工されていない、生(き)のままの芸術」

という意味のフランス語で、画家の「ジャン・デュビュッフェ」によって考案された言葉です。英語では「アウトサイダ―」と称され、伝統や流行教育などに左右されず自身の内側から湧き上がる衝動のままに表現した芸術と言われています。アール・ブリュットという芸術分野は、「表現の可能性」「人の果てしない想像の力」を圧倒的な力で体感させ てくれることから、現在欧州を中心に世界で展示会が行われ、大変好評を博しています。 

日本のアール・ブリュット

 

 

近年、日本のアール・ブリュットはヨーロッパを中心に大きな話題を呼んでいます。 2010年~2011年に、パリ市立アル・サン・ピエール美術館で開催された「アール・ブリュット ジャポネ展」では約12万人の観客が動員されました。また、ヨーロッパ各国を巡回する展覧会 「Art Brut from Japan」では、大変な好評を博し、巡回展の開催も決定しています。また、 日本国内においてもアール・ブリュット展が多数開催され、アール・ブリュットを扱う美術館 が続々と創設されるなど、福祉、美術の枠組みを超えて多くの注目を集めています。 行政や各地の地方公共団体もアール・ブリュットの推進に力を入れており、2020 年の東京 オリンピックパラリンピックを見据え、年々関心が高まっています。

「アートのまち立川」

から発信

 

 

立川市には国際的に高い評価を受けているアーティスト109名の作品を設置した「ファーレ立川」があります。これに影響を受け、「まち全体が美術館」構想が出来ていて色々な文化・芸術が息づき、誰もが楽しめるまちを目指して様々な取り組みをしています。さらに立川市では、早くから障がい者が住み慣れた地域で、安心して暮らせる取り組みをしています。

 

このように文化芸術そして障がい者施策においても非常に先駆的な取り組みをしてきた立川市です。国営昭和記念公園には、年間300万人を超える来場者があり、多摩26市の中心都市である立川市において「アール・ブリュット立川」(障がいのある人たちのアート展)を実施することで、従来とは違った角度からの文化芸術の推進となることの発信力は大きいと考えています。

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